リフォームあれこれ
リフォームにかかわる様々な費用など
リフォームには、間取りを全面的に変える「スケルトン」(床を上げて住戸内の段差をなくすバリアフリー化は、この方式でないとできません)、基本的な間取りはそのままでシステムキッチン・ユニットバス・洗面台・便器等の交換を行うものがあります。
最近は、子供世代が巣立ったりして家族構成が変わるのに伴い、リビングと和室または洋室を一体にして広いリビングにする方も多いようです。
【費用】
1.スケルトンリフォームの場合、最低10万円/㎡で、結果的に1000万円以上は必要です。
2.一般的なリフォームは、工事の内容や選択する設備機器次第ですが、400~700万円位は必要です。
※後述しますが、リフォームの内容によっては工事期間中転居(1~2か月)する必要がありますので、引越しに伴う諸費用も考慮しておく必要があります。(ペットを飼っている方は、ペット可の仮住まいを探す必要があります。)
【支払い】
建築関係の商慣習から、リフォーム代金を下記のタイミングで支払う事になります。
①契約締結時:請負代金(消費税込)の20%
②着工時 : 〃 40%
③中間時 : 〃 30%
④工事完了時: 〃 10%
※業者によっては、1/3を着工・中間・完了の3回に分けるところや、注文者の都合にあわせて割合を変えてくれる所もありますので、支払タイミングは最初の打ち合わせ時に確認しておきましょう。
【見積もり】
見積もりは「1社だけでなく、3社程度から取って比較した方が良い」と言われています・・「相見積もり(あいみつもり)」と言います。
そのためには、どこをどの程度リフォームするかを明確に決めて、1社に見積もり依頼します。次に、その見積書の金額を除いたコピーを作り、他の2社に見積もり依頼すると比較しやすいです。(同じ仕様内容で極端に金額が違う部分は要注意です。)
「今回のリフォームについては、御社だけでなくて複数の会社に相見積りしています。」と最初から言っておきましょう。そうすれば、断るときに「他社の方が条件が良かったから。」という事でスムースに行きますし、ライバルがいる事で価格提示も単独時より頑張ってくれると思います。
【仮住まい】
比較的簡単なリフォーム(キッチンの交換・トイレの交換程度)の場合は、工事中に住み続ける事も出来ます。しかし、ある程度以上のリフォームの場合、騒音や埃が発生する事に耐えなければなりませんし、工事期間が延びる可能性もあります。
リフォーム業者からは、「工賃の高い職人を効率良く作業させるために、仮住まいして頂いた方がお得です」と言われます。
一方、「手抜き工事をされない様に、そのまま住み続けた方が良い」と言う人もいますが、近くに仮住まいしてお茶出しを口実に顔を出せれば十分かもしれません。
特に、スケルトンや大幅なリフォームの場合は工事が3ヵ月はかかりますので、工事の効率上も仮住まいが必要です。
仮住まい先を探す場合、ファミリータウンに出来る限り近く、短期賃貸契約の出来る物件が良いでしょう。
ウイクリータイプの物件だと、家電製品が備わっているので便利です。
※ワンルーム賃貸例の諸費用は、月家賃49,000円と表示されていても、
①あんしん保険料・・・約14,000円
②抗菌施工代・・・・・約18,000円
③鍵交換費・・・・・・約10,000円
④保証委託料・・・・・約65,000円
⑤環境維持費・・・・・約毎月540円
契約時に約10万円必要です。
家賃は、手数料込で毎月約54,000円で、現金払いか、銀行引き落としになります。
賃貸契約期間は、基本が6カ月なので、途中解約退室時、清掃費約30,000円と違約金約49,000円が発生します。
これらの費用も引越し2回分の費用と共に、「リフォーム予算」に組み込んでおく必要があります。
【荷物の引っ越し】
リフォームの規模にもよりますが、全荷物を持って引越しした方が各部屋の工事を同時に進行出来るので、効率が上がり工期が短くなります。
引越しは、レンタル倉庫やコンテナを借りて荷物を保管し、リフォームが完了した時点で再度引越しますので、引越し費用が2倍掛かります。
荷物の移動と保管をサービス(または手配)してくれる業者もいますので、リフォーム業者選定時に確認した方が良いでしょう。 大手のリフォーム業者では、仮住まいを斡旋してくれる所もあるようです・・タウン内の空き住戸に一旦引越したケースも聞いたことがありますが、常にそのような幸運があるとは限りません。