ネパールへの行き方


ロイヤルネパール航空で関西空港から直行便。 キャセイ航空で香港経由。 エアインディアでデリー経由。 一番格安のタイ航空のバンコク経由を利用今回は、早い便が取れずバンコクで一泊。


種別
単価 数量 金額\ 備考
チケット代 7,200 2 14,400 ロイヤルネパール航空(国内便ポカラ行き)
チケット代 106,000 2 212,000 タイ航空(往復)
TAX 2,600 2 5,200 航空保険料
TAX 2,040 2 4,080 成田空港使用料
TAX 300 2 600 出入国税
ホテル代 4,200 1室 4,200 バンコク
合計 240,480

ビザは、ネパール大使館に出向いて取った(\4,000)が、カトマンドゥ空港で、(\3,000位)とれる。現地で取った方が安くて、簡単だと思う。ちょっと並ぶ事を覚悟する事。

ポカラのホテルは、インターネットで予約(1室$18)したが、その必要は、なかったと思う。同じホテルでも現地で交渉すればもっと安く泊まれる。また、国内便のトリバァン行き(復路)は、ポカラの町の中にたくさんチケットを取り扱っている店があるので問題なし。

 ネパールに行くという意気込みだけが優先し、値段の高い登山靴を購入したが、サランコットあたりを見るだけならまったく必要なかった。現地の人は、サンダル履きで歩いているので、スニーカで充分です。

種別 単価 数量 金額 備考
ホテル代 $18/室 4泊 $72 ポカラ
ホテル代 $10/室 3泊 $30 カトマンドゥ(チベットゲストハウス☆☆
チケット代 $71.5 2 $143 コスミック航空(ポカラ〜トリバァンへ)10%手数料含む
合計 $247

その他、国内航空使用料165rs。タクシー代(30分で300rsと考えていたがもっと安く出来たかも)、食事代、など必要。
rs(ルピ)は、約1.5円です。

1月1日(木曜日) 快晴

タイ航空でバンコクへ(乗り換えの為)

成田空港で、アジア好きの友人にばったり出会う。彼女は、暖かいマレーシアに出発です。

機内の隣に座った日本人女性は、お父さんの病気見舞の為、一ヶ月間日本に居て、パキスタン人のご主人と家族の住むパキスタンのカラチに帰るところ。パキスタンでの生活の様子などを聞かせてくれた。女性はあまり外出できないらしい。私はその国には、住めないと思った。また、空港には、彼女を三十人位の親戚が迎えに来ているでしょうと言っていた。いい人でした。体に気をつけて、がんばってね・・・

バンコク空港内で、1万円をタイバーツに換えた。バンコクの空港近くの予約しておいたホテルに1泊。ヴァングラディッシュに行く日本人3人も宿泊していた。

1月2日(金曜日) 快晴

バンコクからトリバァン国際空港(ネパールの国際空港名)へ。


隣に座った一人旅の日本人男性は、ジョムソン空港まで行って、10日間のトレッキングの予定との事。ヒマラヤ山脈が見えた時は、彼にデジカメを渡していっぱい写真を撮ってもらう。飛行機の座席は、右側の窓際が、山を見る為のベストポジション。

トリバァン国際空港よりポカラに行く為、国内空港へ移動。(500m

乗換の為の時間がないと大慌て・・・時差があるのをすっかり忘れていた。

 

ネパールと日本の時差→3時間15

タイと日本の時差は →2時間

タイとネパールに時差→1時間15分

空港内で円をネパールのルピーに両替をする。渡された破れた紙幣などは、取り替えてもらう。それにしても、きたないお金です。

国内便は、掲示板もアナウンスもなし。出口で男性がなにか叫ぶたびにチケットを見せる。もう、判らなくてパニック寸前でした。でも、同じチケットの日本人発見。彼は、小学生の男の子二人と奥さんに、山を見せたくて連れてきたと言う。彼は若い頃に、何度かネパールに来ているベテラン。彼らに付いて行きました。助かった・

飛行機は、15人乗り位のプロペラ機。でも、スチュワーデスがいます。そして、耳に詰める為の脱脂綿と、キャンディーをくれます。ポカラ空港に40分遅れでついたら、空港内が薄暗い・・・停電だ。ホテルからの迎えが来てない。空港の人に電話をしてもらったら「タクシーで、来て。」との返事。タクシーは、ボロボロでびっくり。ホテルまで150ルピー支払う。その晩、ホテルのオーナー婦人に夕食に招待されるが、ネパール料理は、まったく、口に合わず、疲れているので、食欲がないと残した。


1月3日(土曜日)快晴

レンタサイクルで、ペワレイク周辺を、散策。


湖畔からのマチャプチャレ山が、非常に美しい。子供たちが、“どこから来たの”などと声をかけてくる。子供達は、英語が話す事ができる。小学校から学校で勉強するらしい。ピーナッツをもらったので、持っていた飴あげると喜んでいた。道路の真ん中だけ舗装されているので、サイクリングは、とても危ない。(2年前に舗装になったらしい)また、民族楽器(サランギー)を弾いている人が、楽器を買って欲しいと言って来たが、音楽だけを聞かせてもらいお金を支払った。ヒンドゥー社会では、まだカースト制が残っていて、生活がとても厳しいと本に書いてあった。

夜、水道の具合が悪いのでホテルのスタッフに来てもらうと、彼は日本語の勉強中だからチェックして欲しいとノートを持ってきた。その時、向かいの部屋に日本人が21日間泊まっていると、教えてくれた。ポカラの事を聞きたいと思い彼の部屋をノックした。そして、2時間あまりお茶を飲みながら話をした。彼は、言語の研究をしている人で、ネパールやポカラの情報をたくさん教えてくれた。カトマンドゥでのホテルも彼が紹介してくれたチベットゲストハウスに泊まる事にする。(2つ星ホテル)

1月4日(日曜日) 快晴

サランコットへ

車で20分位、サランコット丘の駐車場まで行き、そこから歩いていると男の人たちが、声をかけてくるが、振り切って歩き出す。視界が開けて山々が見えたときは、感動でした。途中、若い男性二人(大学生と言っていた)が話しながらずーっと付いてきて、最後は、チップを払う事になる。(なんと商魂たくましい)二人で150rs220円)、ホテルは、5.6軒あるが3軒聞いてまわり、部屋にトイレの付いている所に決定。230rs(1室350円)。水は、人力(女性)で山の中腹より運び上げている為、シャワーは、止める。それに水だから。ホテルから階段を5分位登った展望台からのアンナプルナ山系の眺めは、息を呑むくらいすばらしい。夕方、また、停電。7時pmに電気が付いた。夜は冷え込み、ドアの下は、隙間だらけで寒いのでいっぱい服を着て眠る。

1月5日(月曜日) 快晴

サランコットよりポカラへ戻る


朝、6:30に朝日を見る為にホテルを出発し、また展望台へ。朝日のあたるアンナプルナ山系は、すばらしい。ことばがない。韓国人4人の旅行者とそこで知り合う。その中の女性に、“あなたは、私の母親にそっくりです。”と言われる。日本人男性の一人旅の人もいた。インドからバスでネパールに入ってきたと言う。

ホテルのテラスで、朝食を取る。とても気持ちのいい時間を過ごした。10時に昨日の若い二人がガイドにくる。またまた交渉開始。(これが結構疲れる)二人で170s。(多かったかもしれない)麓まで1時間半の所を2時間半かかって下る。水牛、豚、ヤギ、鶏など、いっぱいいたし糞の臭いもしていた。

夕方、ポカラのヒマラヤレストランで、カレーとピザを食べていたら日本語で男性(ナナと呼んでくれと言っていた)が、“近くでヨガを教えているのでやってみないか?”と話しかけてくる。またまた値段交渉。1000rp(二人で)と言うところを600rp(高すぎたと思う)で明朝やる事に決定。

1月6日(火曜日) 快晴

ヨガ体験・お土産買い

ナナが745分にホテルまで迎えに来た。歩いて5分位の日当たりの好い所で1時間のヨガ体験。飛行機・タイガーのポーズなどをやる。帰る時、ナナに、“地球の歩き方”に投稿して欲しいと頼まれる。本の名前を知っていることに驚いた。それから、ジョジョの店でお土産をまとめ買い。ジュウタン。カシミヤのスカーフ。カシミール刺繍のバック等。まとめて150ドル。(高いのか安いのか?)

ボートに乗ってペア湖にあるバラヒ寺院へ。岸からすぐ近くにある。観光客と参拝客が乗るのは、料金もボートも違っているようだ。乗るときに150sと言ったのに降りるときに300sと言われる。あれ??と思ったがついつい払ってしまう。(大失敗)

岸の所で、日本人に良く似たチベット女性からブレスレットを買う。ダライラマのインド亡命の影響で、たくさんのチベット人が、ネパールの難民キャンプで暮らしている。8000mの山を越して来たのかと思うと、複雑な心境になる。

町の中で、大好きな綿飴が売っていたので買って持ち歩いていると、ホテルに着くまでの子供の視線が痛かった。皆、欲しくても買えないんだ。軽率で悪い事をしてしまいました。そして、パンを買ったら犬がついてきた。カンベンシテ・・

また、町の中では、大人達が椅子に座って、いつも日向ぼっこをしている。

明日ポカラを出発するので向いの部屋の彼に挨拶に言ったら、右手と右側の顔は擦り剥けてひどい怪我をしているし、足もひきずっている。彼は、自転車に乗っていて下り坂で耕運機のような物と接触事故にあったという。持っていた抗生物質。シップ薬。きずテープなどをあげる。

夜、オーナーの奥さんから“部屋まで遊びに来て”と電話をもらう。年齢の話などして大盛り上がり。そして、銀のブレスレットをプレゼントされる。私には、きつ過ぎるのに油を手に塗り、ぎりぎり入れられ日本に帰るまで外せなかった。22歳の妹に日本の男性を紹介してと頼まれた。もしかして、それが目的?

1月7日(水曜日) 快晴

ポカラ出発 

830分ホテルの車で空港まで送ってもらう。国内便は、トラブルが多いと聞いていたのに、時間どおりに飛行機に乗り込みシートベルトを締めたら、スチュワーデスが、“故障なので下りてください。修理に2時間掛かります。“との説明。・・・やっぱり・・・いつ出発するかわからないので待合室で待機。1時間50分後、別の飛行機で出発。同じ機でなくてなんとなく安心。眼下のマチャプチャレの山々を目にして、もう見られないかもと思うと、涙が出てきた。さようなら・・・ポカラ・・・

トリバァン空港内のバスには、びっくり!窓ガラスがないところもあるし、私は、荷物の棚に頭をぶっつけるし、イスは壊れている。でも、それも楽しい。荷物を受け取る所も屋根しかない。出口にタクシー係りの人がいてどこまで行くか聞いてくる。チベットゲストハウスまでと言うと300sとられる。

カトマンドゥの町には、銃を持った兵士や、警官が、たくさんいた。観光客は大丈夫と言っていたが、見慣れない光景に最初はかなり緊張した。それから、空気がものすごくきたない。高い山に囲まれた盆地とたくさんの古い自動車の排気ガスの為だと思うが、ずっとマスクを付け、ホテルに着くと、うがいと目を洗う事は恒例となる。ホテルに30分で到着。フロントで彼の紹介だ。と言うと10$で泊まれると言う返事。部屋を見せてもらうと、広くてきれいで、バスタブ付。(水は、薄い茶色です。)3泊の宿泊を決定。ひと眠りしてから、ホテルのレストランへ。(ここの食事は、おいしい)昼食を取り、近くを散策。人力車、車、人、オート三輪車、牛、犬が、グジャグジャで、歩くのにすごく緊張した。

1月8日(木曜日) 快晴


スワンヤブナート・ボダナートの二つのお寺巡り

タクシーで10分のスワンヤブナート(猿のいっぱい居る寺)へ。ここは、私の守り仏の文殊菩薩に縁のあるお寺だった。ここで、ネパール人がじょうずな日本語で話しかけてくる。日本に4年前まで居て、車の商売をしていたらしい。きっと商売は成功したように思う。だって、いかにもお金持ちだった。帰りは、ミネラルウォーターを買いながら(生水は、飲めません)歩いてホテルまで行く。途中、鍋が窓から落ちてきて、びっくり!夫婦げんかでもしていたの?でも、女性が窓から顔を出し、ニコニコ顔で何か言っていた。

午後は、タクシーで35分位のところにある、チベット仏教の聖地。ボダナートへ。   チベット人達がいっぱい歩いている。ちょうどこの日は満月で蜜蝋をたくさん炊いて神秘的になるらしいが、それまでには時間がありすぎるので、3回程右回り(これは決まり事)をしただけで帰って来た。お寺の外の露店は、衣類、鶏、ブタ、などいっぱいならんでいて活気があった。

1月9日(金曜日) 快晴

パタン(古都)へ

午前中はゆっくり休んで午後パタンへ。いつものタクシーがホテルの玄関で待っている。一度掴んだ客は逃がさない作戦のようだ。片道30分位(300rs)で、パタンへ。そこでは、ガイド料金はいらないからと人が寄ってくる。お土産を売っているから何か買ってくれれば無料で言いという人にガイドを頼んだ。でも、100rsをガイド代金として払い、200rsでマニ車を買った。ゴールデンテンプルは、25rsを払い中に入る。彫刻がすばらしい。マンダラに描かれている天国や地獄の絵は、日本の仏教と同じ。古いお寺がたくさんあり、気に入った場所になりました。これまでに、信号は王宮前に一箇所しか見なかった。

夜、ポカラで知り合った彼よりTELが入る。傷はだいぶよくなり、微熱があるが心配ないとのことで、安心する。でも、ポカラから戻るときにストライキがあり、大変だったといっていたが、彼は、ネパール語も英語も出来るので、なんともうらやましい限りです。

町中では、大学生によるデモもあり、政情は不安定のようだ。

110(土曜日) 快晴

バンコク経由で帰国

ホテルから無料で空港まで送ってもらう。車から荷物を降ろすと、すぐに子供が近づいてきて荷物に触り、チップを要求してくる。チケットを見せて中に入ったらTAX1000rs1人)を買って、チケット、パスポートを見せて搭乗券を受け取る。アメリカのWOOSTER大学に行っていて、ポカラの実家からアメリカに戻るという男性にいろいろ教えてもらう。中に入って出国用紙に記入。荷物は、成田で受け取り。この空港はボディチエックが3回もあった。空港内での待合室でも、アナウンス、掲示板はなく、迷っている人がたくさん見受けられた。だって、私に“今並んでいるのはバンコク行きか?”なんて聞かないで欲しい。私も判らなくって他の人に聞いているのに・・・でも、なんとかタイ航空のマークの飛行機に、タラップを登る前の最後のボディーチェックを受けて搭乗。サヨウナラ・・ネパール

バンコクでは、4時間の待ち合わせ。空港内は冷房が効きすぎなので、要注意。タイのお金であるバーツも残り少なく、横目で食べたいものをながめてた。ドルは、お土産にみんな使っちゃたし。貧乏旅行だ。トランッジトの所へ行き、チケットを見せて搭乗券を受け取る。さぁ、これで飛行機に乗ったら日本だぁぁぁ・・

111日(日曜日) 晴れ

日本に帰国(寒〜い)

成田から越谷までリムジンバス(3000円)で直行。ぐっすりねむってしまいました。

世界の屋根といわれるネパールに行ってみたいと、ずーっと思っていた所、会社の友達からネパールに行った話を聞いて、私も飛行機に乗れば行けるかも???と夢が実現しました。ゆっくりした日程だったのに初個人旅行の為、緊張と不安とカルチャーショックで、さすがに疲れました。でも、フレンドリーなネパールの人達や親切な日本の人に知り合え、また、お天気にも恵まれ、すばらしい山々を見、そして無事に帰国でき思い出深い旅行になりました。また、清潔なトイレ、水、交通機関など、日本の良い所を実感する旅にもなりました。